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ラインこぶ滑走研究会

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「山足」と「谷足」


内足=ウチアシ?ナイソク?や外足=ソトアシ?ガイソク?という表現は、特にターン前半に逆をイメージしやすいので、ここでは「山足」と「谷足」で表現します。

イラストクリックで拡大します。


ソトアシ・ウチアシと「山足」「谷足」


山足は、標高の高い側、山側のスキーのことでヤマアシと読みます。 谷足は、標高の低い側、谷側のスキーのことでタニアシと読みます。
停止中も滑走中も、その時点で、標高の高い位置にあるスキーが「山足」低い麓側のスキーが「谷足」です。

同様に「山側」「谷側」という表現を使いますので、「谷側を向く」は「フォールラインを向く」という意味になります。



ターン「前半」「後半」


基礎系の方々標準の表現「山回り」「谷回り」は、間違え易いので、ターンの「前半」「後半」で表現します。

イラストクリックで拡大します。


ターンの「前半」と「後半」


スキー板の「山足」と「谷足」や、ターンの「前半」と「後半」は一般的には使われていない、 我流こぶラ専門用語かも知れません。 ご注意ください。



斜面に対するスキーの向き


斜面に対するスキーの向きを説明するときは「時計」を使って表現します。 12時方向が「山側=標高の高い方向」で、6時方向が「谷側=標高の低い方向」です。

山側

谷側


スキー板が向く方向は、基本的に、3時、4時(5時)、6時、8時(7時)、9時で、 真下を向く直滑降時が6時、真横を向いた停止中が3時または9時、 斜めを向く斜滑降時またはターン中が4時または8時です。 なお、5時または7時は「こぶ」斜面を直線的に滑走する時のスキー板の向きを表現します。






ラインこぶ


「こぶ」斜面は、斜度と「こぶ」のピッチで難易度が異なります。「こぶ」初級者は20°前後、中級者は25°前後が楽しめる斜度でしょう。 20°前後の斜面で、2.5〜3.0mピッチの「ラインこぶ」は非常に滑りやすく、少々間延びした3.5〜4.0mピッチの「ラインこぶ」は操作に余裕ができる斜面です。



「ラインこぶ」の例
左約15°中約20°右約25°


スキー場には様々な「こぶ」斜面がありますが、 はじめのうちは15°前後の斜面に出来る、比較的カンタンな「こぶ」を滑った方が、技術習得が早いでしょう。



滑走ライン


「こぶ」滑走の醍醐味は、直線的なラインで滑り降りる爽快感や達成感です。 同じラインでも、切替角度の違いで滑走スピードが大きく変わります。



滑走ラインの違い


同じ「ラインこぶ」でも「滑走ライン」の違いで難易度が異なります。 5時〜7時の切替が縦に降りる直線的な滑走ライン: 写真左、青矢印 は難易度が高いので、4時〜8時の切替が、やや左右に振った滑走ライン: 写真右、赤矢印 に慣れてからのチャレンジをオススメします。
直線的に降りる時は「吸収動作」で減速し、左右に振って滑る時は「ブレーキ」をかけて減速します。



バンク滑り


バンク滑りや横滑りで降りるズルドン滑りは、前傾や吸収が不充分でもスグに習得できますが、 「こぶ」に慣れたらステップアップを目指すことをオススメします。



バンク滑りは「こぶ」滑走上達の妨げ


「バンク滑り」は「こぶ」斜面の中回りです。ピッチの詰まった「ラインこぶ」を滑る事ができません。 「ズルドン滑り」は横滑りの繰返しです。前傾姿勢と吸収動作を身に着けて、次のステップを目指しましょう。








こぶ滑走の基本



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こぶラが、「こぶ」中級を自称するまで、20シーズン以上かかりました。たぶん初級レベル時に「こぶ」をひたすら滑り続けていたからなのかもしれません。 これじゃイカンと、数年前から数々の試行錯誤を繰返した末に「こぶ」滑走中の一つ一つの操作を、正確=丁寧に行う重要性に気づきました。
フラット斜面で正確に出来ている操作でも、「こぶ」で素早く操作すると「正確に出来ていない」「バランスが悪い」「遅れる」症状がありました。 瞬間的な操作なので一見気づかず、ドコかでリカバリーしているので滑り続けることができる。 したとき、

さっそく、こぶラの「こぶ」滑走時の操作を細かく確認し、6操作+1ポジションで構成されているのでは無いかと仮定しました。 これらの操作を「こぶ」滑走時に意識して滑ったところ、次第に間違った操作や弱点に気づき、その後の上達につながりました。

こぶラ仮説の、6操作+1ポジションとは、 0.スタンバイ/前傾 1.ストック 2.切替 3.先落し(飛込み) 4.ターン 5.吸収(着地) 6.前傾 です。 滑走時は、1.〜6.を繰返しているようで、それぞれ、瞬間的に完了する操作と 「開始〜完了〜終了」で構成される操作、複数操作がクロスオーバーする場面などがありました。

0.スタンバイ/前傾

滑走前の「スタンバイ」姿勢はシルエットが「く」の字になるよう意識した前傾姿勢です。

「く」の字姿勢
「く」の字姿勢というのは、「谷足」加重で腰から上が「谷側=フォールライン」を向いた状態です。
確実に身に着ける必須姿勢ですので、フラット斜面では常時姿勢を確認します。 滑走前も「く」の字姿勢で前傾していることを確認します。



「く」の字の基本姿勢


斜面に応じた「く」の字姿勢

「こぶ」斜面のスタンバイ姿勢は、より前傾を意識します。 滑走直前には、更に前傾させてから、ストックを突いて「こぶ」斜面に入ります。



こぶラのスタンバイ姿勢:左

写真左がスタンバイ姿勢で、右がストックを突いて「こぶ」斜面に入る直前の姿勢です。 滑走直前に前傾が強くなっています。



「こぶ」滑走時の姿勢と操作

吸収・前傾・1.ストック(左)後の 2.切替→3.先落とし


左:吸収完了・左側ストック通過・切替/右:切替が終わりスキー板先落とし


4.カービング


左:カービング中・右ストック振上げ/右:カービング終了・右ストック下げ戻し


5.吸収→6.前傾



左:吸収開始・右ストックまもなく/右:前傾・吸収中・右ストック直前


1.ストック→2.切替→3.先落とし



左:吸収完了・右ストック操作の瞬間/右:切替・先落とし・右ストック通過終了


4.カービング→5.吸収



左:カービング開始・左ストック振上げ/右:カービング中・吸収開始・左ストック振上げ頂点


6.前傾



左:前傾開始・カービング中・吸収中・左ストック振下げ/右:前傾最大・カービング終了・吸収中・左ストック操作直前


1.ストック



左:吸収最大・左ストック操作瞬間・右:比較写真/右ストック(直前の右手ストック操作)







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